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CHROMEDレビュー|V3で進化したUJAMドラム音源

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ごきげんポイント/いまいちポイント

✅ ごきげんポイント

  • 操作がとにかく簡単
    いつものUJAMらしく、CHROMEDも起動してすぐ音が出せる作りになっており、直感的に扱えました。
  • Beatmakerエンジンの統合が便利
    今回からBeatmakerシリーズのエンジンが共通化され、1つのプラグイン内で複数音源を切り替えられるようになりました。制作テンポが乱れにくい点がとても快適です。

🌀 いまいちポイント

  • 鍵盤に割り当てられるリズムパターンが減少
    以前のバージョンでは24種類のStyleを鍵盤に割り当てられましたが、V3では10に制限。フィルなどの即興演奏には不向きになった印象です。

誰に向いているか?

Beatmakerは基本的には全ての作曲者、とくにボカロPなど個人制作者にも有用な製品だと感じました。ただしCHROMEDは、リズムパターンの方向性がややひねくれており、J-Popのようなストレートな展開にはやや不向きな印象です。

むしろ、リズムで個性を出したい方、IDMやLo-Fiのような質感を楽曲に取り入れたい方には、強くおすすめできる一台です。


はじめに:V3化で変わったBeatmaker

BeatmakerシリーズがV3になりました。最大の特徴は、プラグインが統合され、1つのVSTiから複数の音源を切り替えられるようになったことです。EZ Drummerで言えば、エクスパンションを購入して中身を切り替える感覚に近いかもしれません。

ただし、キットやStyleの共用はできないため、他音源との連携が効くわけではない点には注意が必要です。


サウンドとキャラクター:Hyperpopの顔をした、もう少し重いもの

公式には「The Hyperpop」とありますが、実際に聴いてみると、ややシネマティックな雰囲気や、重く暗い音色が目立ちます。ビートも崩しが多く、IDMやLo-Fiの要素を多分に含んでいるように感じました。

ストレートなリズムが求められるポップスでは使いどころが限られるかもしれませんが、曲の個性や空気感を作るには非常に頼れる存在です。


操作感・機能:一目で分かるようになったが、指一本の演奏には向かなくなった

V3になってUIは大きく改善され、キットやリズム、プリセットの切り替えがドロップダウン形式から専用リストビューに変更。視認性が大幅に向上しました。

リズムパターンには簡易的なドット表示が加わり、視覚的にも選びやすくなっています。ただし、鍵盤に割り当てられるStyleスロットは24から10に減少。リアルタイムでフィルを入れるなどの演奏スタイルには向きにくくなったと感じます。


まとめ:誰にでも勧められるBeatmaker、だがCHROMEDは音を聴いてから

CHROMEDは、V3になったBeatmakerシリーズの進化を体感できる一本です。UIの刷新や使い勝手の良さは明確な進化であり、これからビートメイキングを始める方にも自信をもって勧められる作りです。

ただし、Styleスロットの減少や、出音のクセの強さもあり、即購入ではなく、音をじっくり聴いて「自分の制作に合うか」を確かめてから判断するのが良さそうです。

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