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■ごきげんポイント
- 利用可能範囲が広い
- 操作やパラメーターは基本分かりやすい
■いまいちポイント
- 一聴して分かるほどかけると曲を壊すパワーがある
Plugin Boutique でも Three-Body Technology (TBTech) の取り扱いが始まりました。(2025/4 から)
TBTech と言えば、何と言っても「Kirchhoff-EQ」が有名です。
(販売の関係か PIB では Brainworx の扱いになってます)
『SpecCraft』は新しい発想と高い技術力で評価の高い TBTech が出したレゾナンス・サプレッサーになります。
機能・使い方
使い方はメーカー動画が分かりやすかったのでリンクしておきますね。
また、動画で説明されていない情報も公式サイトで説明されているのでぜひチェックしてください。
今回はパラメーターの説明は十分だと思うので、ちょっと比較を。
他製品との比較
パッと思いつく、レゾナンスサプレッサーに分類される製品をまとめてみました。
どの製品も個性や得手不得手があるので「これを買えば完璧」とは言えず、むしろ「こういう時はこれを使うのがいい」という感じになります。
カテゴリ | 製品例 | 説明・特徴 |
---|---|---|
A. 細かい設定ができる (柔軟性高) – トラック&マスタリング両用 | SpecCraft, Soothe2 | フリケンシーやスレッショルド、アタックタイム等を直接設定可能。特定の楽器(個別トラック)から2mixまで幅広く対応可能。透明性や自然な音質を維持しながら処理できる。 |
B. 細かい設定ができる – トラック向き | Izotope Neutron | 個別トラックに使用すること前提の設計でレゾナンスサプレッサー以外の機能も含んでいる。 |
C. ザックリ簡単設定 – トラック&マスタリング両用トラック向き | Techivation M-Clarity, Reso, Smooth Operator (Pro) | ワンノブやシンプルな設定で使用することができる。手軽さを重視しており、スピーディな処理に適する。 |
D. ザックリ簡単設定 – トラック向き | Deres | シンプルなインターフェースで、個々のトラックで不要な共鳴を素早く除去。効果は限定的だが、狙った部分を手早く処理したい場合に有用。 |
E. ザックリ設定 – マスタリング向き | Gullfoss | マスタリングチェーンにおいて、透明性を保ちつつ全体の明瞭性を向上させる。設計思想上フリケンシー等を細かく設定するようなことはできないが、簡易で手軽ということではないと思っている。 |
使用例
標準的な歌ものであれば、こんな感じで使い分けるのがいいかなと思います。
※こんなに全てレゾナンスサプレッサーが必要な音源なら、録りなおした方がいいとは思います。
- 基本は SpecCraft や Soothe2 を中心に、個々のトラックの不要な響きを抑える
- 必要に応じて Deres で局所的な補正を行う
- Gullfoss で中低音のもたつきを抑えすっきりさせる
こんな感じで、個人的には Soothe2、Deres、Gullfoss に加え SpecCraft があるといいかなと思います。
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