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6弦ベースは難しくない! 初心者 も積極的に弾いてみよう!!入門に おすすめ な楽器も紹介します!!

基本的にはベースの弦は4本ですが、
最近は5弦や6弦ベースなどの
いわゆる多弦ベースを使う人も珍しくなくなってきました。

私も今では6弦ベースしか持っていません

他弦ベースでよく議論にあがるのが、
「それ必要なの?」
「難しそうだし、使いこなせるの?」
という声。

おっしゃることは分かるのですが、
そうでもないんだけどな

と思うことも多々あるので、
今日は多弦ベースの魅力をお伝えするとともに、
おすすめ楽器も紹介したいと思います。

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6弦ベースは新参者か?

まず、よく6弦ベースが
「特殊な楽器」
「飛び道具」
的な扱いをされるので、少々擁護を。

エレキベースは、もともとは
コントラバスから来ています。

アンプやスピーカーの進歩、
ピックアップの登場などで、
楽器を演奏するときの音量が
どんどん大きくなりました。

そんななか、コントラバスの音を
マイクで拾うには、ハウリング問題などあり、
エレキギターよろしくピックアップを搭載したのが
エレキベースです。

この当時、コントラバスの弦の数は
ほぼ4弦に落ち着いていましたが、
時代を大してさかのぼるほどでもない時代、
コントラバスの弦は3~8本と、アバウトでした。

ベース楽器としてのコントラバス、
バロック時代とかから、弦の数は
以外と自由度の高い楽器だったのです。

余談ですが、ベートーベンの 運命の2楽章に
コントラC(ローC)が出てきます。

そのために5弦ベースを用いたり、
C-エクステンション(エレキだとD-チューナーみたいな役割)つけたりと、
ベースは昔から無理な注文に対応するため試行錯誤がされています。

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メリット・デメリット

ここは客観的なメリット・デメリットと、
私が感じる(どちらに対しても)私見を
まとめてみます。

まずは一覧化してみましょう。

メリットから

  • 音域が広がる
  • コード弾きがやりやすくなる
  • 離れた音(跳躍)が弾きやすくなる

では、デメリット

  • 楽器が重くなる
  • 指板が大きく弾きずらい
  • 演奏が難しい
  • 楽器が高価
  • 維持費がかかる
  • シェイプが選べない
  • 教則本が少ない

あれ、デメリットの方が多い?
ちょっとまってください。

デメリットにあげられているものの中に、
ただの疑問や不安が混じっています。

こんな感じで、使用者が少ないことによる
情報不足が発生していますので、
一つずつ見ていきたいと思います。

ついでに、私の私見による突っ込みも
ところどころ入れていきたいと思います。

メリット

音域が広がる

弦が多くなるので、当然ですね。

4弦ベースに比べ、低音に3音(5フレット)、
高音に3音(5フレット)ほど増えます。

24Fの楽器なら、下に「D、C、B」
上に「A、B、C」と広がります。

思ったほど多くの音が出るわけではないな
と思うのではないでしょうか。

これがシンセだと、24鍵と36鍵の違いにあたります。
つまりは約1オクターブ音域が広がってるんです。

ずいぶん演奏の幅が変わりますよね。

弦が増えるということは、こういう感じなのです。

ここで突っ込むと、「音域広くてもそもそも使うのか
って話ですが、それ言ったら「弦は4本もいるのか」
という話になってしまします。

元BOOWYの松井常松さんはZodiac Works製の
2弦ベースを使ってらっしゃいました。

不要と切り捨てるのも、あって困らんと増やすのも、
良い悪いと決まるものではないと思います。

また、音域が広がると同時に、
異弦同音が増えるので、音色の選択ができます。

どう違うかは、動画を見てみてください。

通常の4弦ベースと同じポジションです。
6弦も使ったポジションで弾くとこうなります。
どちらが好みかはありますが、選択肢が増えるというのが大きいと思います。

コード弾きがやりやすくなる

弦の数が増えるので、音をたてのブロックで押さえられます。
この恩恵は、「コード弾きができる」という形で表れてきます。

コード弾きをどんな場面でからめるかは
いろいろ工夫はいるかもしれませんw

つたない演奏で恥ずかしい。Duoでアンサンブルなんかもできます。

これまた「ベーシストに必要な役割か」
と突っ込みたくなりますが、バンドの中の
役割分担によると思います。

やって悪いことはないでしょう。

離れた音(跳躍)が弾きやすくなる

先のコード弾きと同じ理由、
同一ポジションで取れる音が増えるので、
離れた音が弾きやすいです。

私の場合、この恩恵のために
6弦ベーシストになりました。

当時のバンドで、Key.が作曲・編曲していたので、
ローDが出てくるのと、
オクターブの跳躍が多かったんです。

6弦ベースでなければ弾けませんでした

「なら、シンセで弾けばよかったじゃん」

という突っ込みはごもっともですが、
ベースで弾いてもいいじゃないですか。
楽器選べば弾けるんだから。

4弦ベースだとポジション移動が発生しますが、
6弦ベースだと1ポジションで演奏可能です。

デメリット

楽器が重くなる

ボディも指板も大きくなるので、重くなります。

どうしようもないことですが、4弦ベースを
選ぶ時と同じで、軽いモデルを選択することはできます。

重量は演奏性に響く、重要な要素なので無視はできませんが、
事前に知っておけば「選択肢」であって、デメリットじゃないですよね。

軽い楽器のほうがいいなら、ギタリストになれば
よいと思います(暴言)。

指板が大きく弾きずらい

大きいものは弾くのにコツがいります。

ベースに限らず!

この意見は
4弦ベースを弾きなれてると、6弦は指板が大きく弾きずらい
と言うことなんですよね。

ただ、今と比較して言ってるだけだと思ってます。

これからベースを弾こうという方はお気になさらず。
こういうものか」と弾き始めたら、
ライブをする頃には気にならなくなってます。

この話題の際、ミュートのことも必ず出てきます。

確かに、弦が増えた分、共鳴しやすいので、
それに合わせたミュート技術が必要です。

でも、同じことです。

普段4弦を弾いている人には勝手が分からないでしょうが、
「こういうものか」と始める人にとって、
ミュートができるようになるまでの壁は、
4弦も6弦も、さして変わりはないです。

4弦用のソロを弾くと、すごい難しい曲に見えてしまうw

演奏が難しい

何が難しいか書いていないですが、
そのあいまいに「何となく難しそう」
のイメージだと思います。

別記事にも書いたのですが、アメリカの楽器店の調査で、
初心者が楽器を始めて、その9割が1年以内に挫折
しているそうです。

6弦ベースだから難しい
6弦ベースだから挫折する

ということはありません

強いて言うなら、先の項で上げた「指板が大きい」を
緩和させるため、ブリッジの弦間を狭く
しているものが多いです。

4弦が19mmに対して、16.5mmとか。
これ、スラップするときに、プルの指が入らず、
地味に困ります。

気が付いたら、人差し指の甘皮避けてて、
他のメンバーから叫び声が上がったり。

それで私は、6弦でも19mmの楽器にしていますが。

話がそれましたが、6弦ベースが難しいのではなく、
楽器を継続して続けるのが難しい
のだと思います。

あとは残念ながら、本人のやる気次第にというしかありません。

楽器演奏に詰まったら、ここに遊びに来てください。
一緒にベース談義でもして、お互い練習しましょうよ。

Zodiac Works Custom-Made

楽器が高価

確かに。

でかいものは高い。
売れる数が少ないものは高い。

資本主義経済に生きている限り、
避けられない現実です。

先日紹介した記事のような
低価格帯の楽器は存在しません。

これは言い返せないデメリットかもしれません。

維持費がかかる

これもおっしゃる通りで…

4弦が弦4本分の価格なのに対して、
6本分ですからね。当たり前と言えば当たり前。

取扱店が少ないのも悩みの種ではありますが。

初心者の方が、自分のお気に入り弦を見つけるまでは
一つの壁になりますが、一度決まると、
他のベーシストも「ネットでまとめ買い」
とかしてないですかね。

今の私は、たいして不便を感じていません。

シェイプが選べない

レフティと同じ悩みですよね。

でも世の中には、奇妙奇天烈なシェイプもあります。

このモデルの6弦が欲しいのに!
と思ったら、いっそ作ってしまいましょう。

お気に入りの1本を手にすることができますよ。

教則本が少ない

ちょっと検索していて、こんなお悩みがありました。

大丈夫です。

教則本を隅から隅まで練習している方なんて、
ベーシストの1割もいません!

今なら無料動画もありますし、
全力でうまくなりたいなら、
レッスンに通う方がいいと思います。

私もさしてできていませんが、
こんな本で練習すると、
弦の数なんて関係ありません。

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有名な6弦ベーシストと言えばこの人

ジャンルによって「知ってる!」の
対象も変わりますし、凄腕の方は
ご紹介できないくらいたくさんいらっしゃるので、
独断で、私の好きな方を6名紹介します。

中村正人(DREAMS COME TRUE)

すでにベーシストの方、
凄腕ベーシストを期待されていた方、
すみません。

中村さんは凄腕のために6弦というより、
コード進行など、曲の構成のため、
6弦を弾いてらっしゃいます。
(そんな話のインタビューはこちら

ベーシストというより、
ベースの弾ける、コンポーザ、プロデューサー
という感じですからね。

中村さんはシンセ大好きで、
レトロなものから、最新機種まで、
ラックに積まれています。

ベースマガジンより、
サウンド&レコーディングマガジン
向きですね。

2:27あたりで少し演奏姿が見れますw
Warwick / Germany Pro Series Thumb Bass 6st Bolt-On Bubinga Natural S/N:GPS M 006996-18 【アウトレット特価】【新宿店】

ジョン・マイアング(‎Dream Theater)

メタル界のハイテク6弦ベーシスト、
多分異論は出ないはずです。

DTの曲はメタルというか、プログレというか、
フュージョンというか…

とにかく、ハイテクというのがぴったりです。

あまり写っていないですが、7:12くらいからのインストゥルメントアンサンブルはすごい!!
旧マイアングモデル
YAMAHA RBX-JM 画質が悪くて申し訳ない

ジョン・パティトゥッチ

ジャズ界のハイテク、ハイブリッドベーシストです。

Wベースもとてもうまい。

チックコリアとの
「アコースティックバンド」
「エレクトリックバンド」
の活動は必聴ですよ。

YAMAHA TRBJP2

アンソニー・ジャクソン

ファーストコールベーシスト(私のコンサートで
弾いてくださいと最初に声のかかるベーシストのこと)
と言われる方です。

特にスラップなど派手なプレーはしませんが、
ベースとしての安定したプレイとベースライン。

本来のベースというパートを忠実にプレーされる方です。
また、ハーモニーというか、アンサンブルを大切にされる方です。

今澤カゲロウ

BASSNINJAの異名で、海外で大活躍の
6弦ベーシスト。

なんか、すでに、ベースでない気もしますけどね。

BOH

BABYMETAL 神バンドのベーシスト。

商品紹介の動画でごめんなさい。

AtelierZの楽器がかっこいいですね。
日本のメタルベーシストで6弦奏者は数少ない気がします。

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おすすめ6弦ベース

お待たせしてすみません。

ここまで語って、やっとおすすめの
6弦ベースの紹介です。

Ibanez

軽くて取り回しのしやすい6弦ベースを、
「この価格で!」
というお値段で出しています。

初めての1本にしてもいいと思います

YAMAHA

最近、楽器選びをしていて、
YAMAHAが出てこないことないな。
と思います。

YAMAHA恐るべし。

世界的にも定評のある、TRBシリーズ。
私もこのシリーズを持っていますが、
とても扱いやすい楽器です。

YAMAHAの回し者ではないですが、
よければアップライトベースの記事なども
読んでみてください。

徹底解説!アップライトベース選び方とおすすめメーカー

娘のトランペットを見に行った際も、
YAMAHAと、他の1社の2択でした。

Bacchus

コスパ最強説は嘘ではないです。
世界中で木の在庫は減っているので、
この品質でこの価格は今だけかもしれません。

多くのストックを持ち、
こつこつと蓄えた技術は本物ですよ。

Bacchus バッカス 6弦エレキベース
Bacchus バッカス
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むすびに

もちろん私自身が6弦ベースを弾いているので、
6弦ベースびいきの記事になっていると自覚しています。

でも、「4弦ベースでないとだめだ」という理由が
思い当たらない
んですよね。20年くらいベーシストやってますが。

逆に、2本持ち歩くのつらくなって、
6弦ベースでまかなえばいいやと、
4弦ベースを手放していった口なのです。

「6弦は必要ない」「6弦は難しい」
「初心者は避けるべき」「コピーでどうしても必要になったら買えば」

そんな声が多いので、ちょっと視点を変えてもらえたらな
と思って記事を起こしました。

あなたの素敵な6弦との出会いに、ありがとうございます。

(Foderaのanthony jackson presentation
くれませんか?ⅱではなく、初期型の方です。ソリッドのやつ。喜んでいただきますw)