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キャラは固定できなかった|AI音楽制作 実験記②

前回は、「世界観をAIに渡せば曲はできるのか?」という実験を行いました。
結果として、曲のイメージ自体は形になりました。

ただし、ひとつ大きな問題が残りました。

ボーカルが定まらないことです。

仮想バンドを作る以上、声は固定されていてほしい。
カバー曲であっても、「あの子だ」と分かるような存在感がほしいと思っています。

今回は、その“キャラの固定”に挑戦しました。


ボーカルを固定するという目標

やりたいのは、いわば仮想キャラバンドの構築です。

曲ごとに声が揺れるのではなく、
どの曲でも「同じ人物が歌っている」と認識できる状態を目指しました。

そのために、いくつかの方法を検討しました。


試した方法

ボカロチェンジャー

精度の問題もありますが、そもそも既存のキャラクターの声になります。
それは今回の方向性とは違いました。

Vocoflex

以前も試しましたが、入力音声依存型です。
元の歌が揺れれば、人格も揺れます。

「固定」にはなりませんでした。

Ace Studio

今回はここに期待しました。

既存曲のボーカルを置き換える方法と、
ゼロから生成する方法の両方を試しました。


結果

既存曲の歌を入れ替える試みは、うまくいきませんでした。

勢いが落ち、魅力が減ってしまいます。

MIDI化して細かく編集すれば整えられるとは思います。
ただ、それは従来のボカロ制作と変わりません。

今回目指しているのは、「AI一体型でキャラが固定されたバンド」です。
その意味では、前進とは言えない結果でした。


ただし、ひとつ収穫もありました。

Aceでゼロから生成した曲は、かなり良いと感じました。
前回使った生成AIに劣らず、むしろ好みに近い部分もあります。

今回の没曲がこちらです。

曲は好きです。
ただ、声が定まっていません。


気づいたこと

生成AIごとに、作られる曲の“雰囲気”がかなり違います。

音質の問題ではなく、
曲の空気感や思想のような部分が違うと感じました。

これは想像以上に大きな差でした。


今回の結論

キャラの固定はできませんでした。

曲のイメージは作れても、
「この子が歌っている」と言い切れる状態には至っていません。

実際に前回の没曲がこちらです。

朝だ、いくぜ!
Listen and make your own on Suno.

正直に言えば、少し悔しいです。
完成が見えた気がしていたからです。

それでも、面白さは消えていません。

理想の一体型ツールは、まだ見つかっていないのかもしれません。
ですが、曲は作れています。

仮想バンドはまだ誕生していません。
けれど、消えたわけでもありません。

次の方法を、また考えてみようと思います。