
仕事のメールやチャットでよく使う
「了解」と「了承」。
なんとなく使い分けているけれど、
いざ説明しろと言われると少し曖昧――そんな言葉ではないでしょうか。
今回はこの2語の違いを、例文とともに整理します。
【例文】で感覚をつかみましょう
例文1:指示を受けたとき
- 「資料の修正、了解しました。」
- 「資料の修正、了承しました。」
どちらも通じますが、ニュアンスは少し違います。
- 了解:内容を理解し、引き受ける
- 了承:事情を理解し、認める・受け入れる
「了解しました」は、
“わかりました、対応します”という軽快な返答。
一方「了承しました」は、
“事情を踏まえたうえで受け入れました”というやや硬い印象です。
例文2:お願いを受けるとき
- 「日程変更の件、了承いたしました。」
- 「日程変更の件、了解いたしました。」
この場合、自然なのは「了承いたしました」です。
理由は簡単で、
相手の事情を受け入れる場面だからです。
「了解」は基本的に“指示や連絡を理解する”語。
“許可・同意”の意味合いが強い場面では「了承」が適しています。
そもそも「了解」と「了承」は何が違う?
■ 了解の意味
- 内容を理解すること
- 事情を把握すること
- 指示を受けて応じること
ポイントは 「理解」。
「了解です」は
“わかりました”のやや改まった表現です。
■ 了承の意味
- 事情を理解したうえで認めること
- 承知して受け入れること
ポイントは 「理解+同意」。
単なる理解ではなく、
“認めて受け入れる”というニュアンスが加わります。
ビジネスでの使い分け
● 上司への返答
近年は「了解しました」も一般的ですが、
より丁寧にするなら
- 「承知しました」
- 「かしこまりました」
が無難です。
「了承しました」は
自分が判断して認める側の語なので、
目上に対してはやや不自然になることがあります。
● 依頼や変更を受け入れるとき
- 「ご提案の内容、了承いたしました。」
- 「キャンセル規定をご了承ください。」
このように、
同意・許可・受容が絡む場面では「了承」が適切です。
まとめ
| 言葉 | 中心の意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 了解 | 理解する | 指示・連絡への返答 |
| 了承 | 理解+同意 | 事情を受け入れる場面 |
簡単に整理すると、
- 理解するだけなら「了解」
- 認めて受け入れるなら「了承」
この違いを意識するだけで、
文章の精度は一段上がります。
仕事では、ちょっとした言葉の選択が印象を左右します。
表記ゆれが気になって調べ始めると、
意外と奥が深いものです。
今回の記事が、
日々のメールや文書作成の助けになれば幸いです。
読んでくださって、ありがとうございます。

