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最初の一本に UVI『Falcon』 はアリ?初心者DTMerに向けたシンセ選びのヒント

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■ごきげんポイント

  • 音作りの自由度がダントツ高い

■いまいちポイント

  • 出来ることが多い分使いこなしには時間がかかる

ーに詳しい方はこのページを開かないと思うのでw

自分と同じように「Falcon ってどんなシンセかな?」と興味を持った方の購入の参考になれば幸いです。

※アップデートとかで情報変わるので、その辺ご容赦ください

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ここがすごいぞ!UVI Falcon‼

凄い自由度のシンセサイザーだと聞いてはいましたが、初めて触ってみてその半端なさに圧倒されていますw

シンセの機能を見るとき、音作りのもととなるオシレーターは重要な情報です。

多彩なシンセエンジン

Falconは20種類のオシレーター(アナログ、FM、ウェーブテーブル、加算、物理モデリングなど)や先進的なサンプラー(タイムストレッチ、ピッチシフト、グラニュラー、スライス対応)を備えたセミモジュラー環境です。サンプルやウェーブテーブル、ホワイトノイズ、物理系など、組み合わせて自由に音色を構築できます。

シンセ最大オシレーター数(同時)オシレーターの種類(方式)
Falcon制限なし(20種類)アナログ/FM/WT/グラニュラー/物理モデリング等
Serum4WT×2+サブ+ノイズ
Vital4WT×3+ノイズ
Avenger8(×4レイヤー)以上アナログ/WT/サンプル/リサンプルなど多数
Pigments42エンジン(任意方式)+ノイズ+サンプラー

まじかぁ、パない作りしていますねぇ…

大雑把に言うと「オシレーターの種類が多い=音作りの幅が広い」、「オシレーターの同時使用数が多い=複数の種類を同時に混ぜて使える」なので、作れる音の種類が非常に豊富ってことが分かります。

シンセ内蔵エフェクト

UVIから発売されているーに、Falconから切り出したものがあるくらい完成されています。

Falconだけで完全に音を構築できる、まさに「統合環境」ですね!

シンセエフェクト数特徴まとめ
Falcon約90種プロ仕様。ルーティング自由・多機能。外部不要のミキサー機能あり
Serum約10種最低限。並べ替えやモジュレーション可。外部FX推奨
Vital約10種Serumに似て直感的。音作りに必要な分は揃っている
Avenger30種以上多機能・レイヤーごとに独立FXラックあり。構築力に優れる
Pigments約18種見やすく芸術的な設計。空間系に強く、ビジュアルも分かりやすい

その他にもいろいろすごそうなのですが、シンセ本職ではないのでここまででKOされましたw

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学習コストは高いが、プリセット中心なら思ったほど難しくない

ここでいう「難しい」の定義ですが、基本的なパラメーターの意味とか操作が分かっていることを前提としています。(シンセの基本を学びたい方にはこれがおすすめ!)

そして、自分が冒頭の動画用に音源を選んだり調整するのにかかった時間、体力、精神力の消費具合を感覚的に非数値化のもと比較検討した結果です。

実際には立ち上げから、プリセットの呼び出し方、パラメーターの所在と簡単な操作を理解するのに3時間くらいでした。

まだ表面的な機能しか使っていないのは承知していますが、MIDIデータがあったり鍵盤演奏できる人なら、なんとかその日のうちには音出るんじゃないかなと思いますw

立ち上げた瞬間は、その日のうちに動画はとれないかとあきらめかけたので、見た目よりかは分かりやすいと思います。

もちろん、先に記したように、出来ることが多いので習得するには時間がかかるかなと思います。

逆に、Falconを突き詰めたら他にはいらないのかもしれません。

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(おまけ情報)比較シンセの初心者おすすめ度と得意分野

あくまで主観ですが、最初の1本、またはサブシンセに何買ったらいいかな。

というおすすめ紹介。

  • Serum:世の中的に一番人気ではないでしょうか。EDMやポップスのベース・リードからアンビエントパッドまで幅広くこなせます。自分も最初にこれを買っておけばいいと勧められました。サードパーティー製プリセットも豊富で、初心者でもかっこいい音を手に入れやすいです。ただ、個人的にプリセットが探しづらく感じ、立ち上げ頻度はあまり高くないです。
  • Vital:基本無料なのが大きな魅力。その他はSerumと近いイメージを持っていて、甲乙は付かないと思います。後から入手したのでほとんど触ってません。
  • Avenger:プリセットの検索がしやすく、欲しい音を見つけるのは最速だと思ってます。そのため作業時の立ち上げ率は一番です。ドラムマシンやシーケンスの機能も充実していて多機能ですが、音色だけ欲しい場合にはオーバースペックになります。あと、エクスパンションはそれなりに高価です。
  • Pigments:バーチャルアナログからグラニュラーまで多彩なエンジンを搭載した、サブシンセ向けと思っています。他のシンセとは少し毛色の違うクリエイティブな音作りが可能です。特にアンビエントとかシネマティックみたいな、自分でも具体的に言語化できないですが、そんなイメージの音が得意かなととらえています。
  • Falcon:圧倒的な機能量ゆえに、「ゼロから自分だけのサウンドを追求したい」「音作りの幅を極めたい」という上級者・中級者向けのツールかなと感じました。Syntorial で勉強して、そのあとFalcon だけを愛するというのも良いと思いますw まったく知識がない状態だとちょっと情報量が多い印象でした。
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番外:Falcon をサウンドデザインツールとして

Falcon が統合型と言われる理由に、UVI製品のHost(みたい)になれることが上げられると思います。

まず、FalconをMIDIワークステーションのように使うと、1台立ち上げるだけでマルチMIDIチャンネルの音源として使えるのの逆に、複数音源を1チャンネルに設定し、マルチレイヤーに出来ます。
(これはロンプラー系音源と同じく)

そして、Falcon のなかにUVIの各種音源を起動すると、他のシンセでは作れない音が簡単に出来てしまいます。

UVI全部パック欲しくなってくるなぁ~ww

以上のように、Falconは単体のシンセ・サンプラーとなるだけでなく、他のUVI製品と統合して、クリエイティブなサウンドデザインのための専用ツールとしても幅広く利用できます。

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