購入はこちら

■ごきげんポイント
- 複雑な知識がなくても、すぐに楽曲のクオリティを底上げできる
- 直感的で迷わないUI
- 「レベルマッチ」や「モジュールロック」など、細かな気配りが効いている
■いまいちポイント
- 自分で追い込みたい時は、調整できることが少なく感じるかも(その時はそもそも使わないと思うけど)
誰に向いているか?
- DTM初心者〜中級者:マスタリングの知識がなくても手軽に良い音にしたい人
- デモやSNS投稿用音源:スピード重視で仕上げたい時
- ワークフロー効率化したい人:AI任せをベースに、微調整は自分でやりたいタイプ
はじめに
マスタリングは作品の最終仕上げとして避けて通れない工程ですが、やるほどに「難しいな」と感じる場面が多いです。私もこれまでいろいろなツールを試してきましたが、毎回どこかで試行錯誤することになっていました。
そこに発売されたのが FASTER MASTER。名前の通り「速く」「商用っぽく」仕上げてくれるのが特徴で、実際に触ってまず感じたのは「手軽すぎる」という驚きでした。ほんの数クリックで音がグッと前に出て、全体がワンランク上の響きに変わる感覚は、ちょっとした感動すらありました。
サウンドとキャラクター
適用するとまず気づくのは、低域がタイトにまとまり、高域は耳に痛くない程度にスッと抜けるところです。「スマートプリセット」はジャンルを問わず方向性を示してくれるので、とりあえず選んでみるだけでだいぶいいところに落ち着きます。

ポップスやロック、EDMなど幅広く対応でき、特にストリーミング用のラウドネス調整はとても便利。

もちろん細かい調整の自由度は限られているので、「音を極限まで追い込みたい」というこだわり派には物足りないかもしれません。ですが、簡易マスタリングのツールとしてはかなり完成度が高いと感じました。
操作感・機能
UIはとにかく直感的で、迷うことがほとんどありません。プリセットを切り替えるだけで曲の雰囲気が変わるので、試しているだけでも楽しいです。
特に便利なのは「レベルマッチバイパス」。マスタリング前後の音量差を補正して、純粋に処理の効果だけを確認できるのは実作業で本当に助かります。

さらにモジュールごとのロック機能もあり、EQは自分で調整しつつコンプはAIに任せる、といった使い方ができます。このあたりの「ちょっと痒い所に手が届く」設計が好印象でした。



CPU負荷もマスタリングプラグインとしては軽めでした。私の環境ではストレスを感じませんでしたが、レビュー時で他のプラグインが少ない状態なので実際にデモっていただくのが良いと思います。
まとめ
FASTER MASTERは「手軽にワンランク上の音へ」というコンセプトをしっかり体現しているプラグインだと思います。
AIの自動設定に助けられつつ、自分好みに微調整できる柔軟さもあり、初心者〜中級者にとって心強い存在です。
細部まで追い込みたい人には向かない部分もありますが、デモ作成や配信音源の仕上げには十分以上。私自身も「手軽さ」と「必要な時だけ手を入れられる自由度」が気に入り、日常的に使っていけそうだと感じました。
セールの時は、他社製品と比べるとだいぶん手の届きやすい価格になるのも魅力だと思います。
購入はこちら↓↓↓