
結論:
- 考慮=事情・条件を考えに入れること
- 配慮=相手や状況に気を配り、行動に反映すること
どちらも「相手を思っている感じ」はしますが、
実は“責任の重さ”と“行動の有無”がまったく違います。
「考慮」とはどういう言葉?
考慮は、
さまざまな要素を考え合わせて判断材料にすること
つまり、まだ決定や行動の前段階です。
例文
- ご意見は今後の対応に考慮いたします
- スケジュールを考慮して検討します
この段階では、
👉 「受け取った」「考える材料に入れた」 までで止まっています。
「配慮」とはどういう言葉?
配慮は、
相手や状況を思いやり、具体的な行動や判断に反映すること
考えたうえで、何かを変える・調整する前提の言葉です。
例文
- 騒音に配慮して作業時間を変更しました
- 個人情報に配慮した表現に修正します
ここでは、
👉 「気づいた → 手を打った」 まで含まれています。
仕事でよくある“ズレ”

❌ 違和感が出やすい例
- お客様のご要望に考慮して対応します
これ、実務では少し弱く聞こえます。
「本当に対応するの?」と受け取られることも。
⭕ しっくりくる例
- お客様のご要望に配慮して対応します
こちらは、行動が伴う印象になります。
使い分けの目安(シンプル版)
| 状態 | 使う言葉 |
|---|---|
| まだ判断・検討段階 | 考慮 |
| 行動や調整を伴う | 配慮 |
実務での“安全な使い分け”
- 責任を確定させたくない → 考慮
- 誠意や対応を示したい → 配慮
- クレーム・対外文書 → 配慮が無難
※「考慮します」は便利ですが、
多用すると“逃げ”に見えることもあるので注意です。
まとめ
- 考慮:考えに入れる(判断前)
- 配慮:気を配って行動する(判断後)
似ている言葉ですが、
「言った責任の重さ」がまるで違う言葉です。

