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■ごきげんポイント
- コンプ/エキスパンダーともに、時間系パラメータをワンクリックで基準値設定できる
- BPMに基づいた推奨値により、毎回同じ思考起点・再現可能な判断ができる
- 物理演算方式による、タイトで張りのある挙動
■いまいちポイント
- キャラクター変化を即得たい用途では、地味に感じる可能性がある
- 詳細仕様はマニュアル参照が前提(ただし使うだけなら不要)
誰に向いているか?
- アタック/リリースなどの時間設定で毎回迷いたくない
- 初期値は任せ、比較や微調整に集中したい
- 設定の再現性を重視する
- コンプレッサー/エキスパンダーを「動的制御」として扱いたい
はじめに
ダイナミクス系プラグインで最も判断に迷いやすいのが、時間系パラメータです。
ms指定やBPM同期など選択肢は増えましたが、
- その値が妥当か分からない
- プロジェクトごとに判断が揺れる
- 後から同じ設定を再現できない
といった問題は残ります。
**Evertone Project**は、
この「時間設定で迷う」問題に対し、
一つの考え方に沿った再現可能な基準値を即座に提示する
という、明確な割り切りでアプローチしています。
本レビューの主題
本レビューの主題は、音色や多機能性ではありません。
詳細に踏み込まず、
正解が分からず迷いがちな各種時間設定を、
一つの考え方に沿った再現可能な値として、ワンクリックで設定できる
この点が、Evertone Project のコンプレッサー/エキスパンダー共通の価値だと感じました。
Assist機能の考え方(コンプ/エキスパンダー共通)
Assistを実行すると、
BPMを基準に算出された時間系パラメータの推奨値が入力されます。
重要なのは、Assistが
- 「自動で良い音にする」機能ではない
- 毎回同じ計算ルールに基づく基準値を与える機能
である点です。
決定ではなく、判断の起点を揃える。
この思想は、コンプレッサーでもエキスパンダーでも共通しています。
METRO Pluginの位置づけ

METRO Pluginは、
ダイナミクス処理を行うプラグインではありません。
役割は明確で、
時間設定の推奨値を算出するためのツール
です。
- BPMから各種時間設定の推奨値を提示
- 値はコピー可能で、
他社プラグインのデモや実運用にも流用可能
つまりMETROは、
時間設計を他のプラグインへ持ち出すための算出ツール
として機能します。
Assistを使うだけなら必須ではありませんが、
「推奨値を他のプラグインでも使いたい」「設計意図を確認したい」場合に有効です。
演算方式による挙動の違い
Evertone Project のダイナミクス系は、
一般的なアルゴリズム型とは異なる物理演算方式を採用しています。
そのため、
- 反応がタイト
- 張りのある挙動
と感じました。
ただし、これは優劣の話ではありません。
演算方式の違いによるキャラクター差として捉えるのが適切です。
UI・パラメータについて
UI構成やパラメータ配置は、
一般的なダイナミクス・プラグインと変わりません。
Fabfilte Pro-C3と比べてもほぼ同様です。


- 基本的な流れは直感的
- 学習コストは低め
- コンプ/エキスパンダーともに同じ思想で操作できる
そのため、時間設計の考え方に集中できる構成になっています。
msを自分で追い込みたい場合でも

「最終的には自分でmsを詰めたい」場合でも、この設計は無駄になりません。
- ゼロから考えなくてよい
- 毎回同じ基準値から微調整できる
- 判断の再現性が高い
Assistは決定ではなく、比較のスタート地点として機能します。
詳細仕様について
FORCE や DAMPING などの独自パラメータ、
物理モデルの詳細については公式マニュアルに詳しく解説されています。
まとめ
Evertone Project のコンプレッサー/エキスパンダーは、
- 音作りを自動化するツールではなく
- 時間設計で迷わないための基準を与えるツール
だと思います。
時間設定に悩む時間を減らし、
その上で自分の判断を積み上げていきたい人にとって、
実用性の高いダイナミクス・プラグインだと感じます。
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