
テンポはさておき、この方はすごく好き。
いつにもまして、自分用の備忘録です。
テンポの違うアニソンやJ-Popを繋ぐヒントが欲しくて、かなり探してやっと見つけた記事でした。
動画を見ても、テンポの違う曲で、私の思う「きれいなつなぎ」をしている参考がなかなか見つからなかったんです。
やっぱり同じテンポは心地いいですが、踊る場合の話。環境音楽やBGM用途なら、そこまでテンポに縛られなくてもいいはず。
ラジオのように順に流すだけでも十分アリですが、上手なMixを見るとやっぱり真似したくなります。
※本記事は、現在公開されていない元記事を、手元に残っていたキャッシュをもとに再構築・要約したものです。元記事の執筆者に敬意を表しつつ、具体的な曲名や音源は省き、技法部分のみを整理しています。
Jポップ・アニソン向け|初心者でも安定してできるつなぎ方
1. 前提と課題
- 四つ打ち主体のDJテクニックはBPM合わせが有効
- Jポップやアニソンなど歌ものはBPM変化に弱く、違和感が出やすい
- 初心者はBPMの大幅変更(±10以上)を避けた方がよい
2. 基本発想
- テレビCMの“無音”切り替え理論を応用
→ 曲の音量を下げて一瞬印象をリセットし、次の曲を入れる - 無音にすると盛り下がるので、完全な無音ではなく音量を下げるだけにする
3. 実践手順
前提条件
- アップテンポな歌もの2曲
- BPMは変更しない(SYNC不要)
- クロスフェーダーは中央固定
手順
- 曲Aを再生
- 曲BをデッキBに用意(CUE位置を確認)
- 曲Aのサビが始まる
- 曲Bの縦フェーダーを上げた状態で待機(再生はしない)
- 曲Aのサビ終わりで、Aの縦フェーダーをゆっくり半分まで下げる
- 同タイミングで曲Bを再生
- 曲Aのフェーダーを下げ切る
4. 効果
- 曲Aの音量低下 → 曲Bの音が強く出る
- BPMやビートが違っても自然につながったように聞こえる
- 初心者でも安定して使える「らしい」つなぎになる
5. 注意点
- 選曲は重要:BPM差が大きすぎないようにする
- イントロの構造確認:小さい音で始まる曲だと盛り下がる
- クロスフェーダー単独では同じ効果が出ない(音量調整ができないため)
6. 応用
- 慣れてきたら:
- ループ再生
- フィルターエフェクト追加
- EQ操作で音の抜き差し
アニソン・JポップDJ向け つなぎ技法まとめ(要約版)
レッスン1:4つ打ちの基礎つなぎ(EQなし/縦フェーダーのみ)
- 拍の位置を正確に把握し、曲の頭(1拍目)を前曲の拍に合わせる。
- 縦フェーダーで音量調整し、混ざっている間の全体音量が一定になるよう注意。
- トリムで最大音量を設定し、フェーダー全開時を安定基準にする。
- フェーダーのカーブ特性を把握し、意図しない音量変化を防ぐ。
- 次曲はやや低め音量で入り、切り替えの瞬間に最大音量にするのが自然。
レッスン2:4つ打ちのEQつなぎ
- ロングミックスでは曲の「存在感」を入れ替える意識を持つ。
- 前曲の低音(LO)を徐々にカットし、次曲の低音を上げていく。
- 中音(MID)や高音(HI)も状況に応じて入れ替える。
- 繋ぎ中は全体音量を一定に保つことが重要。
- 繋ぎ後はBPMを元の速度に戻すと曲が自然に聴こえる。
レッスン3:フィルつなぎ
- 曲の頭にある短い前奏や効果音(ドラムフィル・ギターリフ等)を利用。
- 前曲終わりの直前にフィルを合わせ、次曲の拍に繋げる。
- タイミングと音量さえ合えばBPMが異なっても自然につながる。
レッスン4:EQつなぎ応用(速い曲向け)
- 繋ぎ部分でドラムやメロディがぶつかる場合、EQで帯域を入れ替える。
- 聴かせたいフレーズがある場合、その帯域以外を削って強調する。
- 帯域の調整で「存在感」をコントロールし、不自然さを回避。
レッスン5:BPM変更テクニック
- BPM変化を内包する曲を利用
曲中でテンポが変わる楽曲を使って流れを変える。 - フィルを利用して大きくBPMが離れた曲を繋ぐ
フィルで拍を合わせ、音量調整で自然に切り替える。 - 繋ぎ瞬間にBPMを大胆に戻す
曲切り替え直後に元テンポへ戻す荒技。 - 前曲を止めてブッこむ
意味繋ぎや曲頭を聴かせたい場合に有効。エコーやブレーキで処理。
共通ポイント
観客に違和感を与えない音量・タイミング・帯域のコントロールが重要。
全体音量の一定感を常に意識。
選曲意図や構成を事前に決める。
BPM合わせは臨機応変(無理な±10以上は避ける)。