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Motion: Fractal レビュー|音に動きを与える”マクロスライダー”の魅力【グリッチ系マルチエフェクター】

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■ごきげんポイント

  • 他に真似ができないようなユニークな効果を生み出せる
  • 動的な音の変化が独創的で、Motionシリーズらしい個性を感じる
  • マクロスライダーと磁力カーソルの挙動は視覚的にも楽しい

■いまいちポイント

  • 独特なUIのため、初見では操作に戸惑う可能性がある
  • 音を加工する用途に特化しており、汎用的な必需品ではない

誰に向いているか?

Motion: Fractalは、音素材を積極的に変化させて演出を加えたい制作者に向いています。
特に、以下のような方におすすめです:

  • グリッチ系やエレクトロニカなど、加工的なサウンドを多用するトラックメイカー
  • ダンスミュージック系の制作者で、空間やに動きを加えたい人
  • ノイズ・変調・有機的な動きのあるサウンドを探している方

一方で、ボーカルやナチュラル志向のアレンジには不向きな場面もあるため、用途が合うかどうかの見極めは必要です。

はじめに(導入動機・注目点)

が手がけるMotionシリーズは、UIと音の動きを密接にリンクさせた設計が特長のエフェクト群です。
本作『Motion: Fractal』はその第3弾にあたり、これまでのシリーズと同様、一目で分かる“遊び心”のある操作系と、複雑で魅力的なサウンド変化を期待してを開始しました。

サウンドとキャラクター

Fractalの出音は一言でいえば“暴れる”系
グラニュラー処理とリズミカルなリピート/ゲートが絡むことで、非常に個性的なエフェクト変化が得られます。

私自身も最初は「どこで使おう…?」と迷いましたが、グリッチやノイズ的な方向であれば活躍の場面は十分にありそうです。
何よりも特徴的なのは、マクロスライダーと磁力カーソルによるパラメータ制御。緻密な設計には不向きですが、“動き”をつくるには唯一無二の存在です。

「デモを聴いてピンと来たら買ってもいい」というタイプの製品だと感じました。

操作感・機能

Hexagonを中心としたUIは見た目のインパクトも大きく、触っていて楽しい作りです。
特にマクロスライダーの挙動は直感的で、視覚と聴覚が連動する感覚を味わえます。

ただし、設定項目が多く、最初の数十分は操作確認に時間がかかる可能性があります。
割り当てや動作条件(吸引・反発の切り替えなど)は一度理解すれば簡単ですが、初回だけ少し試行錯誤する場面があるかもしれません。

まとめ

Motion: Fractalは、Excite Audioらしい“尖ったアイディア”が詰まったマルチエフェクトです。
決して万人向けではありませんが、他にはない音を求める制作者にとっては強力な武器となります。

  • ミックス用途やアコースティック系のアレンジには不要
  • 汎用的というよりは“特定の場面で光る”タイプ
  • それでも「人と違うサウンドが欲しい」方には刺さるはず

用途を見極めたうえで、気になった方はぜひ一度デモや動画をチェックしてみてください。

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