
💬 仕事の資料や子どもとの会話、SNSのコメントなど…
日常の中でなんとなく使っている【平等】と【公平】。
でもこの2つ、似ているようで、意外と“意味合い”が違います。
📝 一緒に確認していきましょう。
📌 【例文】でイメージしてみましょう
🍬 例文 1:お菓子の配り方
- 平等:子ども3人にチョコを 3個ずつ 配る
- 公平:1人は甘いものが苦手なので、2人に 3個ずつ、1人には代わりに 煎餅 を配る
👉 全員に 同じものを等しく 配るのが「平等」
👉 状況や個人差を考えて、みんなが納得できるように配るのが「公平」
🪑 例文 2:運動会の応援席
- 平等:くじ引きで席を決める(誰にとっても同じ確率)
- 公平:足の悪いおばあちゃんには、日陰でトイレに近い席を 優先 する
👉 チャンスを均等に与える のが「平等」
👉 必要や事情を加味して調整 するのが「公平」
💡 そもそもどういう意味?
🔷 【平等】とは?
- すべての人を 同じように扱うこと
- 条件や立場にかかわらず「一律に同じ対応」をすること
- キーワード:均一・対等・一律
🔶 【公平】とは?
- すべての人が 納得できるように扱うこと
- 状況や個々の違いを踏まえて、偏らずに公正に対応 すること
- キーワード:納得・整合・バランス
⚠️ よくある誤用・混同
- 「平等 に扱ってるんだから文句ないでしょ」と言っても、
当人にとっては「公平じゃない」と感じることがあります。 - 「平等=正解」ではなく、「公平」が求められる場面も多い のです。
📚 固定パターンもあります
🧾 法律用語や制度名では、慣習的に使い分けがされています。
例:
- 教育基本法:教育の機会均等(平等)
- スポーツの判定基準:公平なジャッジ
📝 むすびに
「平等」と「公平」は、似ているけれど、決して同じではありません。
同じ量を与える「平等」が、時には “冷たく” 感じられることもある。
反対に「公平」は、少しの違いを理解しようとする視点 でもあります。
☕ 日々のやり取りで「この言い方で伝わるかな?」と感じたときに、
ふとこの違いを思い出してみてくださいね。