
文章を書いているときに、
「遵守」と「順守」どちらを使えばいいのか迷ったことはありませんか。
どちらも「ルールを守る」という意味で使われ、
変換候補にも並んで表示されるため、違いが分かりにくい言葉です。
ただしこの二つ、現在の公的な文章では扱いがはっきり分かれています。
結論から整理していきましょう。
結論:公的文書・ビジネス文書では「遵守」が基本
- 遵守:◎ 正式・公的・推奨
- 順守:△ 意味は通じるが、現在は原則使われない
仕事の文書、規程、マニュアル、契約書などでは
「遵守」を選んでおけばまず間違いありません。
「遵守」と「順守」の意味の違い
遵守(じゅんしゅ)
- 法律・規則・約束・ルールなどを厳密に守ること
- 公的文書・法令・契約文で使用される正式表記
例:
- 法令を遵守する
- 規則を遵守してください
- コンプライアンス遵守
👉 現在の標準表記
順守(じゅんしゅ)
- 「順に従って守る」という意味合い
- かつては使われていたが、現在は公用文では用いない
例(※現在は非推奨):
- ルールを順守する
- 指示を順守する
👉 意味は誤りではないが、使用は避ける
なぜ「順守」は使われなくなったのか?

理由はとてもシンプルです。
- 「順守」は
- 「順番を守る」
- 「手順に従う」
という意味にも読めてしまう
- 法令や規則を守る意味としては、意味があいまい
そのため、
「ルールを守る」ことを明確に示せる「遵守」に一本化されました。
現在の行政文書・公用文・ガイドラインでは
「遵守」のみが正式表記とされています。
実務での使い分けまとめ
| 場面 | 使う言葉 |
|---|---|
| 法令・規程・契約書 | 遵守 |
| ビジネス文書・社内資料 | 遵守 |
| マニュアル・注意書き | 遵守 |
| 口語・会話 | 遵守(順守も意味は通じるが非推奨) |
👉 迷ったら必ず「遵守」
よくある誤解
❌「順守のほうがやさしい表現」
❌「どちらでも正解」
→ 現在の文章ルールでは、どちらでもよいわけではありません。
まとめ
- 「遵守」と「順守」は意味は近いが、現在の正解は「遵守」
- 公的・ビジネス文書では「遵守」を使う
- 「順守」は意味としては理解されるが、非推奨表記
仕事で使うなら「遵守」一択。
これだけ覚えておけば大丈夫です。

