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【11製品比較】ベースアンプ・マルチエフェクト系プラグインを実際に鳴らし比べ!おすすめはこれ

ベースアンプのプラグイン選びに迷っていませんか?
本記事では、ベース用アンプシミュレーター&マルチエフェクト系プラグイン11製品を実際に演奏して比較しました。

「ベースアンプのVSTって何が違うの?」「無料で試せるおすすめはある?」「最初の1本はどれを選ぶべき?」──そんな疑問を持つベーシストやDTMユーザーに向け、音の特徴・操作性・向いているジャンルをわかりやすく解説します。

YouTube動画でサウンドも確認できます。無料体験版で試せる製品も掲載しているので、気になるものがあれば音を聴きながら検討してみてください。

まずは比較用の元音源です。

🎸 Neural DSP「Parallax」

音の傾向/ジャンル適性
 基本は歪み系で、モダンロックやメタル向き。ただし、歪み具合と低音の量感が広く調整できるため、ポップスやダンスミュージックにも対応可能。
 一方で、レトロな曲調にはやや不向き

操作性
 プリセットはやや極端な設定が多く、再調整は必須。自由度が高い反面、やりすぎに注意
 UIや操作性は慣れれば快適だが、初心者にはやや敷居が高め。

おすすめ対象
 中級以上のベーシスト。幅広い音作りを求める人や、曲ごとに音色を変えたい人に。

ひとことコメント
 自由度の高いプリアンプ型。
 音色変化が大きく、扱いには注意がいるが、曲に合わせた細やかなサウンド設計ができる点は非常に魅力。

🎸 Neural DSP「Darkglass Ultra」

音の傾向/ジャンル適性
 ロックやメタルなど、歪んだベースサウンドに非常に強い
 芯のあるラウド系ベーストーンを作るのに最適。

操作性
 ストンプ式エフェクターに慣れている人にはなじみやすく、
 初めての人にもUIは分かりやすい
 プリセットは効果が明確でわかりやすいが、仕上げに調整は必要(Parallaxと同様)。

おすすめ対象
 初心者〜中級のベーシスト。特にラウド系ジャンル志向の人。

ひとことコメント
 「ラウド系やるなら超おすすめ」
 すぐに“それっぽい音”が出せるので、即戦力として非常に優秀。

🎛 United Plugins「Bassment」

音の傾向/ジャンル適性
 少しレトロであか抜けないサウンド。
 オーバードライブ系の歪みがややLoFi感を持ち、低音が抑えられることでさらにレトロ感が強調される。
 ファンクやビンテージ寄りのロックに好相性。

操作性
 コンパクトエフェクターを並べたUIは、ベーシストやギタリストには直感的だが、他の楽器や初心者にはややとっつきにくい。
 プリセットは歪みを調整すれば実用的なものも多い。

おすすめ対象
 ベーシスト(特にビンテージ志向)。

ひとことコメント
 他では出せないレトロ感が魅力
 独特のキャラクターを求めるなら候補に入る一本。

🎚 Bogren Digital「BassKnob STD」

音の傾向/ジャンル適性
 ロック向けのオーバードライブサウンド。歪みの質感はシンプルで、直球勝負のロックベースに好相性。

操作性
 ワンノブ仕様で、音作りは極めて簡単。オーバードライブの量を決めるだけで即戦力の音が作れる。

おすすめ対象
 非ベーシストや初心者で「ベースを歪ませたいが複雑なのは苦手」という方に最適。
 ベーシストも、音を聴いて好みなら間違いなく買い。

ひとことコメント
 シンプルこそ強み。余計な操作に迷わず、音作りに集中できるのが最大の魅力。

🎵 Softube「Eden WT-800」

音の傾向/ジャンル適性
 ほぼどんなジャンルにも対応できるオールマイティ型。特にポップスやジャズでは相性抜群。歪みはあまり得意ではない。

操作性
 ベースアンプヘッドそのもののUIなので、迷う要素が少なく扱いやすい。操作は直感的。

おすすめ対象
 意外と非ベーシストにもおすすめ。他社のAll in Oneのような迷いがなく、シンプルに使える点が魅力。

ひとことコメント
 楽曲に自然に溶け込む万能型アンプ。幅広い場面で安心して使える。

🎼 Plugin Alliance「Ampeg SVT3Pro」

音の傾向/ジャンル適性
 ロックやポップスが得意。スタジオでもおなじみのアンプらしい音だが、実機ほどのパンチはない。

操作性
 実機そっくりのUIで、スタジオ経験のあるベーシストにはなじみやすい。
 一方で、トーンコントロールとグライコを組み合わせる必要があり、やや手間。UIが小さめで操作しづらい面もある。

おすすめ対象
 こだわりがなければ他社製品のほうが扱いやすい可能性あり

ひとことコメント
 実機のようなパンチがなく、出番は少なめ。

🎛 United Plugins「QuickBass」

音の傾向/ジャンル適性
 一通りの音が作れるオールマイティ型。ただし、ラウド系のゴリゴリとしたサウンドは不得意。

操作性
 ノブは多めだが、すべての機能が一画面で見える設計で分かりやすい。操作に迷いにくく、初心者でも扱いやすい。

おすすめ対象
 非ベーシストや初心者向け。ベースに詳しくない人でも安心して使える。

ひとことコメント
 ベースに詳しくなくても破綻しない音が作れるツール。とにかく手軽にまとめられる。

🎵 TSE Audio「BOD」

音の傾向/ジャンル適性
 ロック向けのSansAmp系サウンド。芯のあるドライブ感が特徴。

操作性
 Bass Driverユーザーには違和感のないUIと操作感。調整もシンプルで扱いやすい。

おすすめ対象
 SansAmp Bass Driver DIをDAWで無料で使いたい人向け。コストをかけずに定番の音を得たい場合に最適。

ひとことコメント
 無料だけど十分使える、手軽なSansAmp系プラグイン。

🎸 Overloud「TH-U」

音の傾向/ジャンル適性
 一通りの音は作れるが、比較的新しい(90年代〜)音楽向けのサウンドが得意な印象。

操作性
 自分との相性が悪かったのか、UIや構造が理解しにくい。プリセット数も少なく、すぐに目的の音を作るのは難しい。

おすすめ対象
 中級以上で、音作りをじっくりやり込みたい人向け

ひとことコメント
 Slate Digitalのサブスク加入で機能限定版を利用可能。今回は機能制限版だったこともあり、納得のいく音が作れなかった。本領を発揮できれば印象が変わる可能性はある。

🎛 Positive Grid「BIAS FX2」

音の傾向/ジャンル適性
 iOS版の印象では、現代的かつ高機能な最強クラスのアンプエミュレーター。課金すればほぼどんなジャンルにも対応可能。

操作性
 高機能ゆえに選択肢や組み合わせが多く、さらにパラメーター設定が必要。選んだアンプやエフェクターによって調整項目が異なるため、操作はやや複雑に感じる。

おすすめ対象
 中〜上級者。機材を組み合わせて音作りを楽しみたい人にとっては、一生遊べるレベルの自由度。

ひとことコメント
 これがあれば大抵どんな音も作れる、万能型のアンプエミュレーター。

🎵 IK Multimedia「AmpliTube 5」

音の傾向/ジャンル適性
 全ジャンルを網羅可能な汎用型。ベース・ギター問わず幅広い音作りに対応。

操作性
 Positive Grid「BIAS FX2」と同様に複雑。UIはやや好みが分かれ、操作性の面では慣れが必要。

おすすめ対象
 中〜上級者。機材を組み合わせて音作りを楽しみたい人にとっては、一生遊べるレベルの自由度。

ひとことコメント
 BIAS FX2と双璧
 自由度と本物らしさ重視ならBIAS FX2、セール時の値引き率と手軽さならAmpliTube 5。ToneXも含め、最終的には音の好みで選びたい。
 非ベーシストでとにかくバリエーションを求めるなら、コスト面でAmpliTube 5が有利。

画像は無課金状態で使えるベースアンプです。

✅ 比較ポイント早見表

👇 各製品を実際に使って感じた「音質」「操作性」「ジャンル適性」などを、比較しやすくまとめました。
どれが自分に合いそうか、ぜひ参考にしてみてください。

🎯 最新版|ベースアンププラグイン比較ポイント早見表

製品名音質操作性価格帯ジャンル向けバリエーション
Neural DSP Parallax中級者向け(自由度高いが調整必須)高価格帯(2万〜)モダンロック、メタル、ポップ、ダンス(レトロは苦手)△(1系統特化)
Neural DSP Darkglass Ultra初心者〜中級(分かりやすいが調整要)高価格帯(2万〜)ロック、メタル、ラウド△(1系統特化)
United Plugins Bassment中級者向け(UIは楽器経験者向き)中価格帯(1〜2万)ファンク、ビンテージロック○(複数モード)
Bogren Digital BassKnob STD初心者向け(ワンノブ)中価格帯(1〜2万)ロック△(ワンノブ特化)
Softube Eden WT-800初心者〜中級(シンプル)高価格帯(2万〜)ポップ、ジャズ、オールジャンル可(歪みは不得意)△(1系統特化)
Plugin Alliance Ampeg SVT3Pro中級者向け(UI小さめ、手間あり)中価格帯(1〜2万)ロック、ポップ△(SVT系1種)
United Plugins QuickBass初心者向け(全機能見えるUI)中価格帯(1〜2万)オールジャンル可(ラウド系除く)○(一体型)
TSE Audio BOD初心者向け(シンプル)無料ロック△(SansAmp系)
Overloud TH-U中級者向け(理解に慣れ必要)中価格帯(1〜2万)90年代以降の音楽全般◎(マルチタイプ)
Positive Grid BIAS FX2中〜上級(高機能だが複雑)無料〜高価格帯全ジャンル◎(マルチタイプ)
IK Multimedia AmpliTube 5中〜上級(複雑)無料〜高価格帯全ジャンル◎(マルチタイプ)

※主観的な評価を含みます。価格帯は参考価格・セール時期により変動します。


🔻 まとめ:どのベースアンププラグインが合う?

ベースアンププラグインは、それぞれ個性が強く、
「プレイスタイル」や「使う人の知識レベル」によって向き不向きがはっきり分かれます。

ベーシストとしてしっかり音作りしたい方には、
👉 IK Multimedia AmpliTube 5Positive Grid BIAS FX2(有料版) がバランス的にも扱いやすく、拡張性も十分です。

音作りにそこまでこだわらず、手軽にミックスしたい方には、
👉 QuickBassBassment のようなオールインワン型も便利です。

より個性的で“攻めた音”を求めるコア層には、
👉 ParallaxDarkglass Ultra のような重低音系・モダンメタル系もおもしろい選択肢になると思います。