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■ごきげんポイント
- Input と Output の組み合わせでキャラクターが変わり、多彩なサウンドを作れる
- Tone ノブが直感的で、ローの重量感からハイの煌めきまで一瞬で変化
- Auto Gain と Blend により、扱いやすさと実用性が高い
■いまいちポイント
- Phase スイッチはパラレル処理時に真価を発揮するが、単体利用ではあまり出番がない
- ゴリラの顔が暑苦しい
誰に向いているか?
Safari Pedals Gorilla Drive は、音に温かみや厚みを自然に加えたい制作者に向いています。
特に以下のような場面で活躍します。
- ドラムやベースにパンチや重心を加えたいとき
- ボーカルやギターに自然な倍音や存在感を足したいとき
- クリップ系では物足りないが、過度な歪みは避けたいとき
- シンプルな操作でキャラクターを加えたいとき
はじめに
Safari Pedals は個性的でユニークなプラグインを数多くリリースしているメーカーです。
今回レビューする Gorilla Drive は「ソフトな Germanium風オーバードライブ」というコンセプトのプラグイン。名前の通りワイルドなキャラクターを感じさせつつも、実際の使い勝手はとても音楽的で、日常的に取り入れやすいツールだと感じました。
サウンドとキャラクター
Gorilla Drive の音は、「ほんの少し色味を足す」ところに真価があります。
Tone ノブはしっかりと効き、ローを回せば重厚なサブ感、ハイを回せばきらびやかなエッジ感を瞬時に付与。倍音成分と相まって、音に“新たなキャラクター”を与えてくれます。
Blend を使って原音と混ぜれば、クリーンさを保ちながらキャラクターを付加でき、Auto Gain によって音量の変化を気にせず操作できる点も実用的です。
ジャンル適性
- ロック/オルタナ/インディー:ドラムやベースに厚みを加えたい場面で特に効果的
- ポップス/R&B:ボーカルを自然に前に出し、耳馴染みを良くする用途にマッチ
- エレクトロニック系:シンセやループ素材に“アナログ感”を足すのに便利
- シネマティック/アンビエント:広がりの中に温かみを加える補強的な役割
操作感・機能
- Input/Output
それぞれが異なるドライブキャラクターを持ち、組み合わせ次第でサウンドの方向性が変化します。 - Tone ノブ
ローからハイまで大胆に効くワンノブ EQ。低域を厚くするか、高域をきらびやかにするか、直感的に決められます。 - Phase スイッチ
信号を180°反転。パラレル処理や他のチャンネルと組み合わせるときに便利です。 - Blend
処理音と原音をブレンド。50〜70%程度で使うと原音の鮮度を残しながら色味を足せます。 - Auto Gain
Input の調整に合わせて自動で出力を補正。ドライブ量の比較がしやすく、実用性が高いです。
まとめ
Gorilla Drive は「音を壊さず、自然にキャラクターを付加する」タイプのドライブプラグインです。
Tone ノブや Input/Output の組み合わせによって、ローの重厚感からハイの煌めきまで自由に付与でき、Blend や Auto Gain により実践的に扱いやすい設計になっています。
結果として、バンドサウンドからポップス、さらにはエレクトロまで幅広く取り入れられるツールであり、日常的なミックスに“ちょっとしたパンチや色気”を与えるのにとても便利だと感じます。
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