
結論(先に要点)
- 了解しました:内容や事情を理解し、納得した
- 了承しました:事情を理解したうえで、相手の申し出を受け入れた
どちらも「わかって認める」という意味を持ちますが、
「理解で止まるか」「受け入れまで含むか」 が大きな違いです。
基本的な意味の違い
「了解」とは
了解は、
物事の内容や事情を理解し、納得することに重きを置く言葉です。
「理解した」「把握した」というニュアンスが強く、
情報を受け取ったことの表明として使われます。
例
- 内容、了解しました
- その件は了解です
この段階では、
👉 聞いた・意味は分かった という状態を示します。
「了承」とは
了承は、
相手の申し出や事情を理解したうえで、それを聞き入れ、受け入れることに重きを置く言葉です。
理解だけでなく、
同意・承認の意思まで含むのが特徴です。
例
- その条件で了承しました
- 修正案について了承いたします
👉 その話を受ける/その条件で進めてよいと認める
という意味になります。
どんな場面で使われやすいか
「了解」が使われやすい場面
- 日常会話やフラットな関係
- 連絡事項や情報共有への返答
- 「分かったよ」という軽めの受け答え
例
- 明日の集合は10時ですね、了解です
「了承」が使われやすい場面
- 相手のお願いや条件変更を受け入れるとき
- 決定・承認が必要な場面
- 文書やメールなど、記録に残るやり取り
例
- 日程変更の件、了承しました
- この条件で進めることをご了承ください
上下関係との関係について
現在では「了解」は、
日常会話や対等な関係のやり取りで広く使われています。
そのため、「了解しました」を使ったからといって、
直ちに誤りやマナー違反になるわけではありません。
ただし、
- 相手との上下関係がはっきりしている場合
- 文書やメールなど、形に残るやり取り
- 誤解や印象のズレをできるだけ避けたい場面
こうしたビジネスの場面では、
「了解」を失礼だと感じる人が一定数いるのも事実です。
言葉そのものが問題というより、
受け取る側の感じ方に幅があることがリスクになります。
そのためビジネスでは、
「了解」をあえて使う理由がない限り、
別の表現を選んだほうが無難だと言えるでしょう。
ビジネスで迷ったときの安全策

上下関係や受け取り方を気にせず使える表現としては、
- 承知しました
- かしこまりました
があります。
これらを使えば、
「了解/了承のどちらが適切か」で悩まずに済みます。
ざっくりした覚え方
- 了解=内容を理解した
- 了承=事情をくんで受け入れた
迷ったら、この違いだけ覚えておけば十分です。
まとめ
- 了解:理解・納得を示す言葉
- 了承:理解したうえで同意・承認する言葉
どちらが正しいかではなく、
その場で何を約束しているか、どう受け取られるかで
使い分けるのが現実的です。


