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🎯 ごきげんポイント/いまいちポイント
👍 ごきげんポイント
- 加工せずそのまま使える音質
- ダブルベースらしいノイズと音の立ち上がり
- ポップス/ジャズ/R&Bまで幅広くハマる音色キャラ
🤔 いまいちポイント
- 奏法が多い分、リアルな打ち込みには手間が必要
- 汎用的なリズムパターン(フレーズプリセット)は非搭載
👥 誰に向いているか?
- 歌ってみたやボカロ楽曲で「ダブルベースっぽい低音」がほしい方
- Funk、Rock、Jazzなどを“ほんのり上品に”まとめたい制作スタイルの方
✨ はじめに
先にTR6のレビューをした際に、たまたまUprightのデモを聴く機会がありました。その時に『ダブルベースの音ってこういう感じだよね』と「MODO BASS」や「EZbass」での違和感がないと感じたのが入手のきっかけです。
🎧 サウンドとキャラクター
「MODO BASS」「EZbass」よりも「ダブルベース」の音がしています。木の鳴りやノイズの感じがリアルで、奏者が実際に耳元で聴いているような、生楽器の音に近く感じました。
私の印象としては、
- 「EZbass」=ダブルベース風味
- 「MODO BASS」=ダブルベース“っぽい”
- 「Ample Bass Upright」=ダブルベースの音
このような感覚でした。
もちろん最終的には「楽曲に合うかどうか」が大切ですが、最初からアンプを通した音が入っているよりも、生の音を自分で調整してアンプやエフェクトに通す方が、音作りの自由度が高くて使いやすいのではないかと感じています。
🎛 音作りの自由度
「Ample Bass Upright」にはアンプやマイクの設定は無いですが、メイン画面にミキサーやトーン関係のパラメーターが並びます。

ここで必要な音色設定は十分できると思います。
またFX画面では
が設定できます。

ここで楽器の音は十分決定できるので、あとは場合によって、必要なエフェクトをかけてやれば十分じゃないでしょうか。
🛠 操作感・機能
TR6と同様に、操作感は良好と思います。
UIも把握がしやすくシンプルで、ベロシティによるニュアンス変化、奏法切り替え、フレット移動など、必要な画面で必要な情報が整理されています。
Ample製品らしい細かな調整機能もしっかりと揃っています。

ベロシティの設定を工夫することで、自然なレガート感や弦のニュアンスをある程度再現できますが、そのぶん打ち込みには少し手間がかかります。
ただ、その手間をかけるだけの価値はあり、データーを丁寧に作れば、非常にリアルで立体感のあるベースラインを構築できると思います。
🧾 まとめ
Ample Bass Uprightは、ダブルベースの自然な音を丁寧に収録した音源です。音の立ち上がりやノイズ感、木の鳴りがしっかりと感じられ、アンプやエフェクトで整える前の“生の状態”の音が欲しい方にはとても扱いやすい印象を持ちました。
特定ジャンルに特化しているというよりは、雰囲気づくりやアンサンブルの支えとして、幅広い音楽に自然に溶け込めるダブルベース音源です。しっかりとした芯と柔らかさが共存しており、ラインを際立たせるも良し、空気感を作るも良しと、使い方次第で個性が引き出せます。
「ダブルベースの音が必要だけれど、リアンプや細かな調整も自分で行いたい」という制作者にとって、非常に有力な選択肢になると思います。
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