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映画『国宝』を見てきました ― 古典芸能の世界に触れて

公開から二か月が経った映画『国宝』を、ロングラン上映で観てきました。これほど長く上映されているのは、それだけ多くの人に支持されている証かもしれません。三時間という長い上映時間で、終盤は腰やお尻が少し痛くなってきましたが、それでも久しぶりに周囲の音が気にならないほど集中していました。

日本の古典芸能と呼ばれる世界には、世襲という大きな流れがあります。歌舞伎や能のように、血縁を通じて受け継がれる芸。以前観た『昭和元禄落語心中』でも、継承の重さや才能、そして体や心を削ってまで磨き続ける姿勢に胸を撃たれました(感想はこちら)。『国宝』の中にも、そうした厳しさと美しさがしっかりと映っています。

物語は、栄光や嫉妬、人生の浮き沈みに胸が締め付けられる場面も多く、もう一度観るのが辛いと感じるような人間関係も描かれています。それでも、もう一度観てみたい、原作も読んでみたいと思わせる魅力がありました。観終わったあともしばらく余韻が残り、劇場を出た外の光が少し遠くに感じられたほどです。原作や同じ作者の作品についても、改めて調べてみようと思います。

映画『国宝』公式サイト
大ヒット上映中|ただひたすら共に夢を追いかけたー