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【防災・救命】炊き出し訓練で定番メニューの牛丼を作る

地域によって防災意識は様々だと思いますが、
最近は各地方自治体も防災訓練マニュアルや防災訓練ハンドブックなどを、
インターネット上で公開しています。

ただ、その訓練を実際に行おうとして準備を始めると、
「どんな用具・グッズを準備しておけばいいのだろう」
「説明が一般的過ぎて、具体的にどうすればいいかわからない」
と、手が止まってしまう部分が出てくるのではないでしょうか。

そこで、本記事では、私たちが実際に行った炊き出し訓練の様子を書いていきます。

これを読んでいただければ、少なくとも一回は、
炊き出し訓練を滞りなく実施することができると思いますよ。

ちなみにですが、私の住んでいる町内では毎年2回、防災訓練を行っていて、
「炊き出し訓練」と「消火器操作・担架運搬練習」を1回ずつ実施しています。

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炊き出し訓練、概要

本記事では、50人分の牛丼を作るのに必要な用具・グッズ・材料と、
その手順とを順を追って書いていきますていきます。

町内に備品の有無を確認されるとよいでしょう。
なければ、町内会費で購入できないか、検討してもらってください。

一度には無理でも、2、3年あればそろえることができると思います。

私たちはこのメニュー、手順で3年訓練をしてきました。
失敗や改善を行ってきて、やっと形になったノウハウなので、
本記事に沿って実施していけば、そうつまずくことはないと思います。

その時になってあわてないよう、どうぞ最後まで読んでください。
(ここを見てくださっている方は、危機感のある方で、
 パニックを起こす方は見てくださらないのですが、
 一人では難しくても、地域に呼びかけなどしていただけるとよいかと思います)

まずは無理なく、自分が何ができるのか、から考えていくのはいかがでしょう。

では、牛丼作成、はじまりはじまり。

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用具・グッズ・材料の準備

まずは、牛丼を作る前に準備しておかなければ
ならないものを書き出していきます。

説明の都合上、牛丼の具の部分を、
「牛皿」と呼んでいくことにしますね。

火周り

火周りで必要なのは以下のものになります。

  • 鋳物コンロ × 2
  • ガスカートリッジ × 8
  • ガスアダプター × 2
  • ガス調整期 × 2
  • ゴムホース ×2

鋳物コンロ

まず、調理するために鋳物コンロが必要になります。
鍋や炊飯器を乗せて加熱するものですが、説明はしなくて大丈夫かと。

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ガスカートリッジ

つぎにガスカートリッジを準備します。

通常、鋳物コンロにはLPガスなどのボンベを接続します。

地域のガス会社に依頼して、ボンベを借りるのも一案ですが、
災害時に、ボンベを車で運搬できるか不安があります。

また、ボンベを町内で保持するには法令などが難しいので、
私の町内では、ボンベを常設してはいません。

なので、ホームセンターなどに売っている、
カセットコンロ用のガスカードリッジを使います。

ただし、カセットコンロで調理するのは、
50人前作るには火力が弱いので、後述のカセットアダプターを使い、
鋳物コンロに接続します。

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カセットアダプター

カセットガスアダプターとは、こんな感じのものです。

使い方としては、ガス調整器をつけ、ガスカートリッジを接続するだけです。

今回使っているのは、ガスカートリッジを4本使うタイプです。
いくつか種類がありますが、最大火力やガスの消費量に関係してきます。

火力は十分。ガスの持ちは細かくはあとで書きますが、
50人前なら、ガスカートリッジ2本でも不足しないと思います。

私の住む町内は、4本使用のものを購入していました。

ガス調整器

ガス調整器ですが、ガス容器の中の高い圧力のガスを、
鋳物コンロの使用に適した低い圧力に下げるための道具になります。

通常のLPガス用のもので問題ありません。
町内の餅つき大会では、LPガスのボンベをレンタルして、
同じ調整器を使っているので、兼用できます。

ゴムホース

忘れがちなのですが、当然上記のものを決戦するのにはゴムホースが必要になります。

下のリンクは3mのホースですが、必要な長さのものを購入してください。
また、ホースにクリップバンドがなければ、合わせて購入をお勧めします。
(ガス漏れしていると大変危険です)

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ガスカートリッジと鋳物コンロを設置

その他調理器具

  • 炊飯器
  • ボール
  • しゃもじ
  • 菜箸
  • お玉
  • おろし器(普通に手でおろすもの)
  • 保温コンテナ
  • 盛り付け用のお椀/ふた
  • 着火道具(チャッカマンがおすすめ)

今回、野菜は事前に切っておいたため、包丁とまな板は使いませんでしたが、必要だと思います。

あと、ちょっとネットで見つけにくいものをリンクしておきます。
(その他のものはお近くのスーパーなどで手に入ると思いますので省略します)

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食材 (50人前)

  • 米(今回は無洗米)- 5Kg
  • 牛肉 – 2.9Kg
  • 玉ねぎ – 4.2Kg
  • 糸こんしゃく – 1Kg
  • 生姜 – 300g
  • 紅ショウガ – 400g
  • 調味料(醤油、みりん、など)

次のページからは、調理に入ります。