Baby Audio『TAIP』色付けの強い、どっしり重めの音作りがいい感じ AI学習で作られたテープシミュレーター

Smooth Operaterで有名になった
Baby Audioのテープシミュレーターです。

見た目カセットテープみたいですが、
スタジオレコーディングのオープンリールとかの
シミュレーションのようですね。

また、AIってなんだよ
というのはメーカーも思っているようで
説明がありました。

TAIPに「AI」を入れる。

「AI」は、使いすぎであり、しばしば誤用されている用語です。しかし、それは音楽技術の未来だと私たちは信じています。真に正当な目的で使用する必要があります。

TAIPのようなハードウェアエミュレーションプロジェクトの場合、AIは、従来のDSP方式に代わる、そして私たちの意見ではより忠実なアプローチを提供します。通常のDSPエミュレーションでは、さまざまなアナログコンポーネントの効果とそれらの相互依存関係を「推測」する必要がありますが、AI /ニューラルネットワークを使用して、テープマシンの音を出し、そのように動作する音質を正確に解読できます。これは、ドライオーディオと処理済みオーディオのさまざまなトレーニングデータをアルゴリズムに供給し、違いを構成する正確な特性を特定するように教えることで発生します。これらの違いがAIによって学習されたら、新しいオーディオに適用できます。

このプロセスは、アナログサウンドをもたらすプラグインの場合、過度にデジタルに聞こえる場合があります。しかし現実には、「アナログ」と「デジタル」は根本的に異なる2つのドメインです。コンピューターを特定の方法で動作させる（または音を出す）には、そのように考えると役立ちます。DSPで「アナログスタイル」の信号パスを再作成することは、人間のように問題について考えています。AIアプローチは、マシンのように問題を解決するのに役立ちます–より忠実なエミュレーションのために。

へ～、回路をシミュレートするだけでなく、
音を聞かせて学習するんですかね？

ちょっとよくわからないですが、
こちらはAIでもそうでなくても構わないので
へ～、と聞いておきます。

欲しい音が出ればいいんです。

各パラメーターの説明がメーカーサイトにあったので、
そのまま引用します。

◾ドライブ：従来、テープマシンはサウンドの色をできるだけ少なくするように設計されていました。TAIPはそうではありません。 DRIVEノブを使用して、微妙な熱のタッチから大きなディストーションまで、必要なだけの色を追加できます。

◾MIX / TAPE FLANGING：MIXを使用すると、テープを並行して実行できます。MIXとWEARを組み合わせて、クラシックな「テープフランジング」効果を得ることができます。これは、ドライトラックと並行して走るWEARのワウフラッターが原因です。

◾モデル： SINGLEは通常のテープエミュレーションですが、DUALは、それぞれがDRIVE値の半分を適用する一連の2つのテープエミュレーションを内部でチェーン化して作成します。これにより、信号にわずかに重みが加わります。

◾LO -SHAPE/ HI-SHAPE：これらのスライダーを使用すると、残りの周波数スペクトルよりもローエンド/ハイエンドを多かれ少なかれ飽和させることができます。（例：低周波数を歪ませることなくドラムバスをウォームアップします）。

◾接着剤：テープマシンは、ダイナミックレンジが低いため、心地よい圧縮のような効果をもたらすことが知られています。TAIPを使用すると、この効果を追加したり、誇張したりすることができます。微妙な凝集のために、またはコンプレッサーとしてGLUEを使用してください。

◾ノイズ：テープノイズを追加して味わうことができます。または、完全に回避することもできます。

◾プレゼンス：テープの暖かさの一部は、弱められたハイエンドから来ています。PRESENCEを使用すると、必要な減衰量を決定できます。テープで失われることがある明るさを取り戻すことができます。

◾ WEAR：コンバインワウ、フラッタ及び摩耗アウトテープマシンをエミュレートするように変更周波数応答曲線。

◾入力： 出力音量に影響を与えることなく、NORMALまたはHOT（より歪んだ）入力レベルから選択します。

◾自動ゲイン：一貫したプラグイン出力レベルを維持しながら、ドライブを追加できます。